旅行・観光ってそんなに良いかい?考え直してほしい。

こんにちは、貧乏なくせにいろんな所に旅行してます。小野寺慎(@shin_onodera)です。

観光・旅行って良いですよね。旅行に行っている最中も楽しいし、帰ってからも思い出になる。最も人生を豊かにしてくれるアクティビティの一つだというのは、現代人の大半にとって、共通認識でしょう。
しかしそれは本当なのか…?一度落ち着いて考えてみたいですね。私も旅行は好きですが、よく考えてみると旅行が社会に与える悪影響は小さくないんじゃないでしょうか。
この前の旅行の際、酔いが冷めて冷静になって思ったことを共有したいと思います。

旅行業・観光業は存在そのものが公害ではないのか?

当然ながら旅行・観光に適する地域は限られている。つまり地域間で経済格差が大きいということです。儲からない地域と儲かる地域ではその利潤に大きな差があります
また旅行会社も経済的に安定しているとは言えません。経済状況によって旅行客の数は大きく変動しますし、災害などが起こった時の“自粛”なんかでも客は減ります。
客が減った時に大人数を雇っていると損害が大きくなりますから、会社は少ない人数だけ雇ってそれに備えようとします。
そのため、会社員は少数精鋭を求められ、常に旅行会社は激務です。実際に旅行会社は離職率がかなり高い水準にあり、慢性的に人手不足に陥っています
そういった旅行会社を取り囲む過酷な環境が「てるみくらぶ事件」などの騒動につながったのでしょう。

観光客は観光地(居住地)を壊している?

先日京都に旅行した時に、京都の人って「どすえ」ってやっぱり使わないんだなと思いました。4泊旅行で3日目に。
なんでこんなに気づかなかったかって言うと、もちろん僕が無知なのもあるんですが、観光客が多すぎて、現地の人の話し声っていうものが全く耳に入ってこなかったんですよね。標準語が聞こえてくるばかりでなく、海外からの観光客も多いようで、英語もかなりの頻度で聞こえてきます。
友人と「京都の人はみんな英語が堪能みたいだ」と冗談を言い合うほどには聞こえてきました。

京都に昔から住んでいる人からしたら迷惑な話ですよね。居心地のよい故郷だったはずが知らぬ間に見知らぬ人々が溢れかえる商業地帯に変貌していたわけですから。
京都以外には大阪は中国語しか聞こえてこないし、田舎に行っても標準語の騒ぎ声しか聞こえてきません。その町の情緒っていうものは完全になくなってしまっていると言っていいでしょう。観光地化したせいで町の雰囲気は消え去ってしまいました。残ったのは、素晴らしい街だった亡骸に寄ってたかって喜ぶ観光客だけ。

観光客は観光地(自然豊かな土地)を壊す?

自然との調和が美しい土地も観光客の動きによって壊されています。嘆かわしい。
例えば日本のマチュピチュと呼ばれた兵庫県の竹田城跡は観光客があまりに来たので、石段が壊れ、それを直すために重機が持ち込まれることになりました。

修学旅行でよく訪れる栃木県の戦場ヶ原の湿原は、観光客に踏みつけられることで植物が枯れ、その植物の根によって支えられていた土壌が流出し、湿原そのものが消失する危険性に直面しています。

海外でも同様の事例は枚挙に暇がないでしょう。

【天空の城】竹田城を国に無断で登山道工事 朝来市役所 

別に観光するあなたを批判するわけじゃない。

これだけ色々と悪影響があったとしても、観光するのは素晴らしいことです。見知らぬ土地・国に行って、自分とは違う文化・考えを持つ人々と触れ合う喜びは何事にも替えがたい。
でもその裏には、不快な思いをしている人々がいることも忘れてはいけない。
常に現地の人々・文化・自然・建築物…、あらゆるものへのリスペクトを忘れないようにしたいものですね。ローガン・ポールとかね。色々あるし。

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